RUDE THEATERのギターのHIROTOです。
今回の投稿からは、メンバーがCATASTROPHE-Azul-のレコーディングで使った機材を一部紹介したいと思います。
まずはベースのAyatoが印象に残っていると話していた機材から紹介します。
AyatoはライブではESP製Abyssをメインベースとして使用していますが、新アルバムのレコーディングではAbyssよりもESP製Streamを多く使用していました。Ayato曰く、StreamはAbyssよりも冷たい音がするとのこと。
ボディ材にホワイトアッシュ、アクティブピックアップ、ボルトオンネックを採用しているStreamは、手応えのある低音とレスポンスの良い高音がバランス良く同居しているベースだなという印象です。抽象的な表現ですが、メリハリのあるサウンドを求める方にはとても良いベースだと思います。
一方のメインベースAbyssは、軽めのスワンプアッシュをボディ材としている要因からか若干中音域寄りにピークがある印象でした。AyatoがStreamを冷たい音と表現したのはその差なんだろうなと思います。
ボディ形状は流線型が特徴的でかっこいいですよね。
あー、ヘッドも入ってる写真を撮ればよかったなと今更ながら思います(笑)
ネックも薄めなので、5弦仕様でも弾きやすい印象があります。
サウンド的にもルックス的にもとてもロックでかっこいいベースですね！
次にエフェクターです。
Ayatoが今回のレコーディングで1番にあげていたエフェクターはDarkglass Electronics製のドライブペダル、MICROTUBES B7Kです。
ベーシストの定番機材化している印象が少しありますね。V2やUrtraと現行ではラインナップがありますが、Ayatoが使っているのは初期型ですね。
ノブはBLEND、LEVEL、DRIVEと4bandEQ(LOW、LOWMID、HIMID、TREBLE)があります。さらに低音域、高音域をコントロールするGRUNTとATTACKのスイッチがあります。
各ノブのコントロール幅は広い印象ですが、極端なセッティングにしても音が破綻しなく、独特なDarkglass感を演出できるなという感じでした。
ただ、コントロールする上で各ノブのクセは強いですね。
BLENDノブはドライブサウンドとクリーンサウンドのミックス比率、LEVELノブはドライブサウンドの音量、DRIVEノブはドライブのサチュレーション量です。クリーンサウンドはLEVELノブの影響を受けずユニティゲインなので、求めている音に着地させるためにBLENDノブとLEVELノブの設定バランスがかなり重要なポイントになると思いました。さらに言うとLEVELノブはドライブサウンドのキャラクターも変わってくるので、BLENDノブをMAXにしてLEVELノブである程度のキャラクターを決めてからクリーンサウンドを混ぜていく手法が良いのかもしれません。
EQノブの特徴は、どのノブも他社のドライブペダルやプリアンプペダルに比べてコントロールできる帯域が高いところにあるのかなというところです。比較できている機材は多くはないですが、Ayatoの所有する機材の中では、ベースの音を主張させる方向で帯域がコントロールできるという点で圧倒的な特徴を持っています。
後継機のV2やUrtraではLOWMIDとHIMIDのコントロール帯域が可変になっているので、音作りのパターンはさらに増えますね。
B7Kについてはその他にも面白いポイントがありますので、考察をまとめて改めて投稿できたらなと思います。
今回はレコーディングで使用したベース機材をいくつか紹介しましたが、次回投稿ではギター機材ついてお話できたらと思います。楽しみにしていてください。
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