【HIROTO】CATASTROPHE-Azul-について④

RUDE THEATERのギターのHIROTOです。

連載形式でCATASTROPHE-Azul-のレコーディング機材について投稿していますが、今回は僕の機材ですね。

今回のイチオシ機材はEMMA製のドライブペダルPisdiYAUwotです。
ドクロの目が光るこいつです。
Kenの機材について投稿した記事にも書きましたが、ラインで録ることとデジタルアンプシミュレーターを使うことは前提条件になっていたので、それへの対策というかアプローチとしてハマった機材です。

デジタルアンプシミュレーター(僕が使用したのはPODです)を使用する上でクリーンサウンドはわりと受け入れることができたのですが、ドライブサウンドに関しては僕の設定ではやっぱり物足りない部分がありました。

あくまで主観ですが、アンプシミュレーターのゲインをあげていく過程で
・奥行き方向への中音域の広がり方
・高音域低音域のドライブのかかり方
の2つに多少なりとも違和感を感じていたんです。

アンプシミュレーターの前段にチューブスクリーマーをかけてみたり、ドライブサウンドにクリーンサウンドを別でミックスさせてみたりと馴染みの方法を試していた流れで「コンパクトのディストーションも試してみようかな」とやってみたらハマりましたね。

コンパクトのディストーションはある程度のゲインを持って音を完成させるイメージが強かったのですが、これはゲインを絞っても物足りなくなることもなく、非常に使い勝手の良いペダルでした。
何より弦分離がとても良い。低音もちゃんとついてくる。ということで今回はこのディストーションをアンプシミュレーターにミックスすることにしました。

もう少し派手な方向に演出したいときはSHARK製のWARZY DRIVEも良いと思いました。これはかなり歪むペダルですが、弦分離や低音域、中音域のバランスが良い点で対抗機種になると思います。

蛇足ですが、レコーディングを終えたあとにファズをいくつか試奏する機会がありました。ファズはあまり気にかけていなかったジャンルの機材ですが、DAM PEDAL製の1965とMaylay Sound製のRONNO BENDERの音にはちょっと衝撃を受けました。ファズには音の系統がいくつかあるようでしたが、リードの音を太くしたい、滑らかにサスティーンがほしいという時にはこの2つはまずハマると思いますし、ピッキングに対応した歪み感や中音域の幅感は面白くてたまらなかったです。
ビンテージ方向への興味はほぼ無かったのですが、これはモダンサウンドにも十分入り込む余地はあると思います。ファズ初心者の僕にとっては完全に新しい扉でしたね(笑)


話を戻して、レコーディングで使用したギターはライブでも使用しているESP製のGARNETです。
音の束感はEMGピックアップの恩恵ですね。EMGだと木材など本体の特性が出ないんじゃないかと聞かれることがありますが、僕はあまりそうは思っていなくて。外部環境の影響を少し受けにくかったり、特徴的な帯域を主張できる点で、むしろ基本的な本体の特性はわかりやすいと思っています。同じ要因で後続機材の特性も認識しやすいと思いますよ。


というわけで今回は僕の機材を紹介しました。これで弦楽器のレコーディング機材の一部紹介は終わりですが、今後もおすすめ機材なんか紹介できたらと思います。

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